運転者未来を変える過去からの使者

今回で読むのは２回目。

１回目はずいぶん昔だったので、「すごく良い本だったな」っていう感想だけ残っていて、ストーリーや展開は忘れていたので、まるで１回目のように楽しめました。

これは人生を前に進めてくれる本だ。

ここまで全人類におすすめできる本もなかなかないだろう。

それくらいこの世界を楽しく生きるためのヒントが詰まってる。

騙されたと思って、まずはぜひ読んでみてほしい。

ここからはネタバレを含みます

自分の命がいかに奇跡なものかを気付かされる。

先祖代々、繋いできてくれた歴史である。

今がどれだけ裕福な時代か。

そんな時代に上機嫌でいられないなんてどうかしてる。

自然と命があることに対する感謝が生まれてくる。

1秒も無駄にしちゃいけない。大切に生きよう。

そう思わせてくれる。

そしてそのバトンはいつか自分のためだけではなく、誰かのために。

両親をはじめ、受け継がれてきた無償の愛は、自分に運を運んできてくれたのだ。

良いことばかりを覚えているからかもしれないが、運を使い果たしてしまっているような気がする。

もっと、運を貯めよう。

まるで主人公の岡田さん本人にだけ現れた特殊のタクシーかと思いきや、、

妻の優子にも、保険会社社長の脇屋にも現れている。

つまり、特別なものではないというメッセージであろう。

大昔から今日まで、そして明日が続いていくことが素晴らしいということ。

僕らの前にも運が転がっていて、それに気づけるかどうか。というメッセージなんだと思う。

何も特別なことではない。僕たちは生まれた時点で運のポイントカードを持っているんだ。

ネガティブになっている場合じゃない。

（サムネイルはディスカヴァー・トゥエンティワン出版社刊『運転者未来を変える過去からの使者』表紙より引用）